ちえの庭

一主婦の日々です。脳梗塞で左片麻痺になった夫を介護しながら、日々を丁寧に、健康に、暮らしたいと思っています。そんな日常と日々の知恵です。

映画『記者たち』試写会

3月1日に映画の試写会を観てきました。

 

ロブ・ライナー監督の映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』です。

 

ロブ・ライナー監督は、『スタンド・バイミー』『最高の人生の見つけ方』などの大ヒット映画の監督です。

『スタンドバイミー』懐かしいです。



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2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由に、イラク侵攻に踏み切ろうとしていました。

この映画は、その大量破壊兵器の証拠に疑問を感じた記者たちの話しです。

 

9.11のテロの映像から始まります。

 

ニューヨークタイムズワシントンポスト、といった大新聞社が、「大量破壊兵器保持」という政府発表をそのまま流す中、弱小のナイトリッダー社の記者たちは、その裏取り、つまり、証拠を探っていきます。

 

私たちは、この結末を知っていて、みなさんもご存知のように、イラク大量破壊兵器はありませんでした。

 

最近、話題になっている本に

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

があります。

ラムズフェルド長官のやったことは、事実を積み上げて、世界を正しく見るのとは、真逆。

欲しい結果に見合う”証拠”をかき集めてくるというものでした。

 

戦争がしたいから、そのための材料を探そうという、極めていい加減なものでした。

 

愛国心で盛り上がるアメリカで、政府に意を唱え、孤立した記者たち。

 

それでも、自分たちの説を曲げませんでした。

 

そこには、いいチームがありました。いい仲間が。

 

ウォーターゲート事件を描いた、映画『大統領の陰謀』を彷彿とさせます。

 

この映画の見どころは、

記者たちの記者魂、チームの強さ、そして、彼らを支える身近な人々との絆です。

 

臨場感があり、自分もそのプロジェクトに参加しているかのような錯覚を覚えます。

 

いい映画でした。

 

★★★★☆

 

3月29公開だそうです。

 

reporters-movie.jp