留守番電話
ある日、警視庁から家に電話がかかってきました。
正確には、警視庁から、依頼を受けた会社からだったのですが。
「近所で、詐欺の電話が入り、被害が出ています。
留守番電話にしてください。
万が一電話に出てしまったら、すぐに警視庁もしくは、〇〇署に電話ください」
というものでした。
年に2回くらいかかってきます。
結局、ずっと留守番電話です。
ナンバーディスプレイにしているので、知らない電話番号、0120から始まる番号には出ないことにしています。
非通知の電話は、最初から拒否しています。
ふと、
この電話、いるだろうか、と思いました。
家族それぞれが携帯電話を持っています。
毎月、この固定電話に、2,400円くらい払っています。
夫の仕事上のFAXが、ごくまれに入るくらいです。
他の方は、どうして固定電話を持っているのでしょう。
とここまで書いたら、
電話が鳴りました。
誰だろうと見に行くと09で始まる見慣れない番号。
携帯の電話ではありません。
以前、札幌のコールセンターのようなところから何度も売り込み電話が入り、辟易しました。
北や南から、電話をかけてくるような、知り合いはいません。
留守電のメッセージに続き、
「もすぃもすぃ、〇〇△△です。元気ですか?」
おっ、聞き慣れたこの声。夫の昔の同僚です!
温かい熊本訛りでした。
慌てて、電話を取って、警視庁からの指示で留守番電話にしていることを説明し、夫に代わりました。
懐かしい人のいい電話!
やっぱり、固定電話はもう少し、置いておいた方がいいですね。
あと、携帯の連絡先が固定電話にも自動で入るといいんですけど。